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日記('06.11.28)で詳しく追求している事に付随するので、｢あ〜そんな事言ってたね｣と思い返して頂ければありがたいです。
日記でも言ってるとおり、原作が｢この人物は同性愛者である｣と設定しない限り、私は同性間の恋愛関係を見出す事ができません。それは私が同性を好きになる感覚が分からないからです。ここで言う｢性｣というのは、生殖器から判別する性ではなく、精神が持つ性で、例えば｢男性生殖器を持っているが、心は女性｣である人が、男性を好きになるのは、納得できるというか、簡単に言えば｢分かり｣ます。
だけれども、｢肉体も男性、精神も"男"性｣な人が、同様に"男"性を好きになるのは｢分からない｣のです。私の周囲の男性は、｢肉体も男性、精神も"男"性｣で、性嗜好は｢肉体も女性、精神も"女"性｣という人しかいませんでした。そして｢男を好き｣になる事はどうやら考えられないというかありえない思考のようなのです。
(いや、｢精神がどういう性を持っているにしろ、肉体が男であると恋愛感情を持たない｣という方が正しい感じがする)つまり、｢"男"であり"男"を好き｣になるには特別な意識が必要なのか、それは｢"男"であり"女"を好き｣、｢"女"であり"男"を好き｣という感情と変わらないのか･･･
｢"男"であり"男"を好き｣になった人を、実際に目にした事がないからか、普通
(あえてこう定義します)に男性である人が、それでも男性を好きになる時の、必要な要素が掴めない。そもそもそんな要素が必要なのか、不必要なのか、どうなのか。
その辺りがどうしても｢分からない｣のです。
原作からの関係なら良いんですよ。恋愛する理由が既に存在してますから。
でも2次って自分で理由や由縁を作らなきゃいけないじゃないですか。"普通に男性であるだろうと予想できる"キャラ同士で、恋愛に発展する理由を作らなきゃならない。自分はその理由の根拠となる経験や比較する推論がないから、関係を成立させられない。成立させられないから、BLに思考が行き着けないワケなのです。
｢男が男を好きになるなんてありえない｣で、BLを思考できないのではなく、｢実証例を目にした事がなく、例を知らないから検証もできない｣故に、BLを作れないんです。
･･･だから私の2次BLって、｢自然とその関係が透けて見えた｣のではなく、｢2次BLを描く為に理由を見つける｣という作業によって出てきたモノなんです。
あと、攻の精神は完全に"男"性ですが、受の精神が"男"性とは言い難いですね。"女"性とも言い難い、よく分からない精神構造の持ち主です。
ゲイと称される方々と縁を持つ事ができれば、BLも想像できるようになるのかもしれませんが･･････そもそもノーマルでも健全でも2次思考がほとんどないから、やっぱり考えないかもなぁ(苦笑)。原作からのこぼれ話なんて及びつきませんって･･･だから私にとってGZってホント、特別なんですよ。
ウソ臭いけど、本当の話。
それと誤解なきよう注釈を。
恋愛としての異性愛は世間一般的で、生殖を考慮すると通常の事であり、同性愛はそれから比べると稀で、異常ではありますが、それがおかしい事だとは思いません。そもそも｢稀｣や｢異常｣という言葉が忌むべき言葉ではありませんし、私はこの事に関しては、人それぞれ多種多様であるという印象です。皆それぞれで良いと思っています。
